[編入試験体験記]東北大学の体験談
はじめに
東北大学・航空系です.僕は惑星探査ローバーの研究で有名な吉田研究室に入りたくて志望しました.
僕が通ってる高専からはめったに受ける人がいなかったので,情報収集や過去問集めに苦労しました.
今年は,(東工大に合わせてか)受験日が少し遅くなりました.近年,英語がTOEIC提出に変わったり,専門科目が高専時代の成績での評価に変わったりしています.
受験情報
- 受験学科:工学部 機械知能工学科
機械知能工学科は,コースを決めてから受験するのではなく,合格後にコース決めがあります. - 受験地:青葉山キャンパス
仙台駅から地下鉄で行けます.動物公園行きに乗って,青葉山で降りて5分くらい歩けば試験会場です.緑豊かで建物もきれいでとってもいいキャンパスでした.
- 宿泊先:東横INN 仙台西口広瀬通
ホテルは仙台駅前にとって,試験会場には地下鉄に乗っていくのがいいと思います.
仙台は牛タンとずんだシェイクがオススメです.ずんだシェイク個人的にすごく美味しかったです.
- 受験会場:でっかい講義室
- 受験者数:全体:100人くらい,機械知能:40人くらい
- 倍率:全体:約3倍,機械航空:約3.5倍
- 合否:合格
試験の手応え
- 数学:7割
やや難くらいの難易度でした.構成は例年通り,線形代数・微積分・数列の3問でした.数学的帰納法の問題が数列で2題出ていたのが印象的でした.線形代数が易しめ,微積分が難しめだったと思います.なんとか粘って全部埋めました.
- 物理:6割
力学は初めて見たモデルだったので,あまり解けませんでした.電磁気では基礎問題と応用問題(九大・電子情報の編入試験の電磁気学で出たことがある問題)が出てました.波動では,エッセンスに載ってた問題が丸々出てましたが,最後の追い込みを怠ったせいで,忘れてしまってて解けませんでした.参考書は最後まで回すべきだったなと思いました.
- 化学:9割
苦手な理論化学がほぼ熱力学のような問題だったのは運が良かったです.ただ,有機化学で高分子が出て,対策してなかったので,そこはテキトーに書いて捨てました.
- TOEIC:760で提出
面接
- 面接室の状況:面接室は3室あり,それぞれの部屋に先生が3人.面接の順番は受験番号順ではなく,東北大学から地理的に遠い順でした.僕は九州の高専なので,一番最初でした.それで,2日目の面接が10時前に終わりました.
- 面接時間:10分ぴったり
自分が受験した他の大学と異なり,最初から最後まで1人10分でぎっしり予定が組んでありました.東北大学は比較的対応が丁寧でした.
- 口頭試問:なし
- 聞かれたこと:
- 志望動機⇒「探査ローバーやりたい.吉田研行きたい.」
- 卒研の内容
- 将来は?
- 併願は?
- 受かったらどこ行く?
- 九大が近いんじゃない?
- なぜ,高専を選んだか?
- 吉田先生以外で行きたい研究室ある?
- 「受かったら東北大学来てね!」←?!
試験の日程
8/21(前日)
まずは下見に行きました.東北大学青葉山キャンパスはきれいで自然豊かで良いキャンパスでした.休日&夏休みだったので,キャンパス内の学食などは閉まってました.その後は,駅前のドトールで最終確認をしました.夜ご飯は利久で牛タンを食べました.
8/22(試験1日目)
東北大学は他の大学に比べ,スマホの管理や試験問題の扱いが厳しかったです.試験中,スマホは封筒の中で大学側が預り,試験問題は回収させられました.あと,試験が終わった瞬間に地震がきました.
翌日が面接だけだったので,試験を終えた気でいて,夜は仙台をぶらぶらしてました.
8/23(試験2日目)
面接の控え室では,九大受験のときに知り合った受験生と会いました(九大・東北大・名大あたりを併願する人が数名いました).面接は一番初めだったので,9:30くらいに終わってしまいました.その後は九州の高専生4人と飯行ったり,観光したりしました.
おわりに
最近東工大に編入してわかったことですが,H29東工大編入生にも東北大合格者が7人くらいいました.やっぱり,東工大・東北大併願勢は比較的多いです.